よし、聞け。
104サイクルTOSHIだ!
今店内は完全にシーズン突入モードだ。来てくれる選手たちの目がマジでヤバい。
インハイ狙いの高校生、インカレを本気で獲りにいく大学生、デビュー目前のプロ、競輪養成所試験に挑む奴ら…。
みんな気迫が半端ねえ。伝わってくるぜ。この熱気、最高だ。
だがな、元プロとして、お前らにガチで伝えたいことがある。
ある程度の無理はいい。だが、無茶は絶対にするな。
レースは甘くない。ルールの中で少し歯を食いしばって無理をしないと、勝てない瞬間が必ずある。
そこでビビって縮こまってるようじゃ、到底勝負にならねえし、レースはそんなに甘くねえよ。
お前が本気で強くなりたいなら、そこは乗り越えろ。
しかし、無茶は違う、無茶はただのバカだ。
自分の体をぶっ壊す、仲間を巻き込む。
家族や支えてくれる人間を悲しませる。
そんなリスクを背負ってまで「勝ちたい」って言うなら、俺ははっきり言うぞ。
お前、まだ本当の強さをわかってねえ、弱えよ。
俺はレースで何度も見てきた。
一瞬の無茶で転倒して、シーズンどころか人生狂わせた奴を。
周りがどれだけ傷ついて、どれだけ後悔を背負うかを。
だから厳しく言う。
遠慮ばかりして勝てるほどレースは甘くねえ。
でも、無茶は絶対にするな。
このバランスを掴め。
自分のスキルをちゃんと磨いて、限界をちゃんと知った上で、少しずつその先を狙っていく。
それが本物のメンタルであり、本物の強さだ。
お前ら、今年も全力で走れ。
だが、約束しろ。
無茶は絶対にするな。
自分の体を、仲間を、支えてくれる人たちを大事にしながら、生き様を見せてみろ。
俺はショップで、お前らの自転車を最強の状態に整えて待ってる。
工具握りながら、お前らの良い走りを心から祈ってるぜ。
怪我なく、悔いなく、勝って帰ってこい。
本気で強くなりたい奴は、いつでも店に来い。
お前らを全力でバックアップする。
さあ、今年も本気を俺に見せてくれ。
メンタル鬼畜TOSHIでした。