よし、聞けよ。
俺は今まで、弟子も含めてたくさんの若い子たちを指導してきた。
「もっと強くなれ」
「勝て」
「結果を残せ」
って、ずっとそう言ってきたよな。
でもよ……本当は違ったんだ。
お前らに強くなってほしいんじゃなくて、選手として「幸福」になってほしかったんだな。
ガチでそう思う。
日本で自転車が大好きで、これを職業にしたいなら……
【競輪選手】
こんな最高な選択はないぞ。
本気で愛せるものを仕事にできるなんて、人生で一番の贅沢だと思え。
「競輪? ちょっとね……」
って思ってるお前へ
「競輪選手か……ちょっとイメージが」
そんな風に迷ってるヤツ、いるよな。
だったらシンプルだ。選手になってから考えろ。
見てみろ、橋本英也を。
競輪選手でありながら、世界の舞台で活躍してる。
トラックで結果を残し、ロードにも挑戦してる。

「競輪選手は競輪だけやってろ」
みたいな古い固定観念?
笑わせんな、
彼の活躍は、今までの競輪選手じゃ絶対にありえなかったレベルだぞ。
すごいよ、本当に。
極端な話、ロードレースを本場でやりたいなら、まず競輪選手になれ。(あくまで俺のアイデアな!?)
シーズン中はヨーロッパに渡って走りまくり。オフシーズンは競輪でしっかり稼ぐ。
そんな生き方、ガチでアリだろ?(JKAに怒られてしまいます)
養成所に合格できない?
はぁ?
それ以前の問題だな
「養成所、落ちるかも……」
そんな弱いこと言ってる場合じゃない。
NJSバイクで1km69秒を出せないような状態で、本場のロードや国際舞台で通用すると本気で思ってるのか?
厳しいって。
考えてみろ。ツール・ド・フランスの最終ステージ、パリ・シャンゼリゼのゴール前ラスト1キロは60秒を切るようなスピードで疾走するんだぞ。
世界最高峰のレースで、それだけのスピードが当たり前になる世界。
69秒すら出せない基礎じゃ、そこに近づくことすら夢のまた夢だ。
養成所の基準は甘くない。あのタイムは合格圏内の目安だ。
出せないなら、まずそこを突破する覚悟を決めろ。
基礎のパワーも、メンタルも、全部が試される。
そこで通用しないヤツが、どこ行ったって通用するわけがない。
ガチで危機感持ったほうがいいと思う。
俺が今、一番お前らに伝えたいこと。
自転車を心から愛して、選手として幸福になれ。
強さは後からついてくる。
結果とか勝ち負けとか、全部大事だけど……結局
「続けられる喜び」
「毎日挑戦できる充実感」
がないと、絶対に続かないんだよ。
お前さ、自分の選手人生、好きか?
本気で好きになれるように、俺は全力でサポートする。
機材も、メンタルも、走り方も、全部一緒に変えていこうぜ。
若いお前らに、ただ一つ。
迷わず飛び込め。
自転車という道を選んだ自分を、誇れ。
選手として、幸せになれ。
それが本当の勝利だ。
お前なら、絶対にできる。
TOSHIだ。