こんにちは、104cycleのToshiです。
最近、競輪界の独特な「師弟制度」について書いたら、いろいろと思い出が蘇ってきました。
選手会が紹介してくれる仕組みは確かに便利です。でも正直、「この人から学びたい!」という熱いリスペクトや自主的な選択が薄い関係になりがちで、モヤモヤが消えません。
本来、師弟って憧れと信頼で結ばれるべきものじゃないんですか?
……と思っていたら、高校自転車部でも似たような現象を見て、溜息が止まりません。
うちの息子二人がお世話になった高校の監督は、年がら年中、選手たちと一緒に練習し、朝から夕方まで、遠征も修理も進路相談も全部抱え込んでいる本物の現場指導者です。
選手一人ひとりの性格、調子の波、怪我の履歴、家庭の事情まで把握して、現実的にバランスを取って育てている人です。
ところが、たま〜にしか顔を出さない方々が、
「YouTubeで見たんですけど、最近のプロはこうペダリングしてるみたいですよ?」
「SNSでバズってるトレーニングメニュー、取り入れてみたらどうですか?」
と、上から目線でアドバイスを垂れていく。
は? あなたは何様のつもりですか?
競輪界では選手会が師匠を紹介する制度がありますが、高校部活ではYouTube大学教授が勝手にアドバイスを押し付けてくる制度があるんですね。知りませんでした。
監督が365日積み上げてきた信頼関係に、チクチクと穴を空ける。
選手が「監督の言うことって本当に合ってるのかな……」と疑い始めても、責任は取らない。
次の練習では当然いない。最高の自己満足です。
「もっと効率の良い練習方法があると思いますよ」
はいはい、ありがとうございます。
だったらあなたが監督になって、全部やってみせたらどうですか?
理想のメニューで選手を強くして、怪我もさせずに結果を出して、親や学校からも感謝されてくださいよ。
口だけならタダですから、どんどんどうぞ。
競輪の師弟制度も、高校部活の外部アドバイスも、根っこは同じ問題です。
一貫して責任を持って選手に向き合う人より、派手な知識や理想論を振りかざす人が目立ってしまう。
本物の指導者は、地道に選手のそばにいる人なのに、なぜかその努力が一番軽視される。
現場を知らない人が一番危険です。
知ったかぶりで選手を混乱させ、指導者の信頼を削ぐ。
しかも本人は「選手のためを思って言っただけ」と胸を張る。笑わせてくれます。
監督、本当にお疲れ様です。
選手たちをここまで見てきてくれて、ありがとうございます。
そして、たまに来ては偉そうなアドバイスをしていく方々へ。
そんなに自分の意見が正しいと自信があるなら、どうぞご自分でチーム(または弟子)を預かって、結果を見せてください。
遠くから静かに応援(監視)していますので。
現場の指導者に敬意を払えないなら、最初から口を閉ざしておいた方が、選手も監督も親も、みんな幸せになれると思います。
TOSHIでした。