TOSHIだ。
最近、お店に顔を出してくれる若い子たちと話していて、ふと思うんだよ。
競輪の世界に限らず、スポーツや勝負の世界って昔から
「厳しい環境に耐えてこそ一人前」
「理不尽に耐えるのが筋力になる」
みたいな風潮が根強く残ってねえか?
俺も現役時代やこの業界にいて、そういう理不尽や古い体質の中で散々嫌な思いをしてきた。
だからこそ、元プロとして、そして長年メカニックやフレーム作成を通して色んな選手を見てきた立場からハッキリ言わせてもらうと、
「心が削られるだけの場所に留まり続ける必要は1ミリもねえよ」
「育てる場所」と「潰す場所」の違い
世の中には、残念ながら選手を伸ばすのではなく、自分の都合よくコントロールしようとする環境や人間関係があんだよ。
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受験生や下積みの時は雑に扱い、いざものになった途端に「仲間面」をして寄ってくる
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LINEやSNSで不必要なプレッシャーをかけたり、無視や嫌がらせで雰囲気を悪くする
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相手の成長や挑戦ではなく、自分のプライドやマウンティングが最優先
こういう場所に身を置いていると、強くなる前に心が壊れる。
精神的に追い詰められて、まともに練習すらできなくなる……。
そんなの、アスリートとして本末転倒だろ。
真面目で素直な子ほど
「自分がダメだから」
「自分が耐えられないから」
と自分を責めてしまいがちだ、でもそれはちげえな。
オマエの心が弱いんじゃなくて、その環境が異常なだけだ。
環境を選ぶのも「実力」のうち
自転車に乗るとき、自分に合わないポジションやフレームで走り続けたら怪我すんだろ?
ギア倍数やセッティングを変えるのと同じで、自分に合わないグループや人間関係から距離を置くのは、
「甘え」でも「逃げ」でもねえ。
パフォーマンスを最大化するための、ごく当たり前の「調整」であり「正しい移動」
俺の門下を見てみろよ。本当に強いチームや伸びる環境って、案外ベースが自由でフラットだったりする。 無駄な威圧感や嫌がらせで縛り付けなくても、お互いを尊重して肩の力を抜いて練習できる場所の方が、結果的に選手はぐんぐん伸びて結果を出していくんだよ。
競輪は最終的にたった一人でバンクに立つ個人戦。
だからこそ、日頃のベースとなる居場所は、無条件で安心できる「安全基地」でなければいけない。
今、息が詰まりそうな若い世代へ
もし今、理不尽な人間関係や古い体質の中で「自分が我慢すれば……」と息を殺している子がいたら、一度立ち止まって外を見てみてみろよ。
世界は、今おまえがいるその狭いコミュニティだけじゃない。 逃げ道や別の選択肢は、探せばいくらでもあるし、ちゃんと正しく見ていてくれる大人はどこにでもいる。
自分の大切な時間、情熱、そして精神力を、おまえをリスペクトしてくれない人間に差し出す必要はねえよ。
コミュニティが悪けりゃ、違うところに行けばいい。
胸を張って、自分が一番伸び伸びと自転車に乗れる場所を選べよ。
俺は、いつでも頑張る選手を応援しているよ。
以上、TOSHIだ。