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後輩が本気で恩返ししてくれた話

後輩が本気で恩返ししてくれた話

児玉利文|
よお、お前ら。
TOSHIだ。

今でもたまに一門の早朝練習を見に行く。
朝5時から、夏のクソ暑さも冬の凍える寒さも関係なくガンガンやってる奴らを見ると、胸が熱くなる。
そこで最近、S級に復帰した後輩が一門を引っ張ってる。

で、新しく入門してきたプロ候補生の面倒を、めちゃくちゃ熱心に見てるんだよ。
俺は声をかけた。
「あんまり無理すんなよ。お前も自分の練習をしっかりやれ」
って。そしたらその後輩、こう言ったんだ。
「いえ、この一門に強くしてもらったから、これは恩返しです。自分を犠牲にしてもやります」
……聞いてて、鳥肌立ったぜ。
S級でバリバリの新人と毎日しのぎを削らなきゃいけない立場なのに、新入りを本気で育ててくれてる。

こいつは口だけじゃねえ。行動で恩返ししてる。
本物の男だ。
お前さ、世の中見てみろよ。

「恩返しします」
「一門のため」
「後輩を育てます」
って軽々しく口にする奴が多すぎるだろ?

でも実際は自分の成績、自分のレース、自分の都合が最優先。

きれいごと並べて、自分勝手に生きてるだけのクズが腐るほどいる。
そんな中で、この後輩は違う。

本気で後進を育てることが、現役選手にとって最高の恩返しだってことを、体で示してる。
これがマジな男だろ。

これが本物のストロングマインドだ。
口で言うのは簡単だ。
誰でもできる。

だけど、自分の時間を削ってでも、次の世代にバトンを渡そうとする覚悟を持ってる奴は少ない。
お前はどうだ?

誰かにお世話になったことがあるなら、今お前は何を返せてる?

ただ受け取って満足してんのか?

それとも、ちゃんと次の奴に繋げようとしてるのか?
厳しいって。
当たり前だ。

競輪も人生も、甘い言葉だけで強くなれるほど甘くねえ。
でもよ、こういう本物の男が一門にいる限り、俺たちの走りは絶対に死なねえ。

朝から自分に勝ち続けた者だけが、本当の強さを手に入れる。
後輩よ、ありがとな。

お前みたいな奴がいるから、俺は過去の現役時代を誇れる。
お前らもだ。

今日から変われ。

口だけじゃなく、行動しろ。

それが本物の男の生き方だ。
マジで。
TOSHIだ。
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