やあ、Toshiだ!
先日、netkeirinで古性優作選手のコラムを読んだんだよ。「各々がスキルを上げないとアカン」っていうあの提言。トップで戦い続けている男の言葉だからこそ、めちゃくちゃ熱いし、心に刺さった。
でもな、日々104サイクルでたくさんの選手のフレームを設計して、現場の生の声と向き合っている俺から、一つだけ言わせてくれ。
「技術だけの問題じゃない。いまのフレームスケルトン(ジオメトリ)、マジでヤバいことになってないか?」
細かい技術論はここでは省く。だけど、うちの店に相談に来た選手が「これを作りたいんです」って見せてくれた、あるS級選手のスケルトンを見たとき、俺は本気でゾッとしたんだよ。
「おいおい嘘だろ!? こんなスケルトンであの大激戦のレース走ってんのかよ!?」
いいか? 自転車なんて車輪がついてペダルを漕げば、ぶっちゃけ誰でも動かせる。だけどな、時速70kmの超絶ギリギリの世界で、コンマ数秒の瞬時な判断を迫られたとき、その「極端すぎるフレーム」はお前を守ってくれるのか?
反応速度や一瞬の切れ味だけを求めて、安定感やリカバリーの「遊び(マージン)」を削ぎ落としたフレームは、ちょっとした接触やラインの乱れで一発アウトだ。余裕のない機材は、土壇場で選手のリカバリーを奪うんだよ!
だからこそ言いたい。今一度、自分のスケルトンと本気で向き合え!
言っておくが、104サイクルでは「極端なフレーム」は絶対に設計しない。
競輪ってのは、単なるスピード勝負じゃないだろ? 捌き、展開の読み、急なアクシデントへの対応……無数の要素が絡み合う、とてつもなく奥が深いレースなんだ。だからこそ、どんな局面でも「なんでも対応できる懐の深さ」が必要なんだよ。俺はそれを、うちに来る全員に伝えている。
そして、何より――俺は、お前に落車してほしくないんだよ!!
怪我をして、選手生命を脅かされて、誰も得しない悲惨な事故なんて、俺は絶対に見たくない。
「自分のスキルを磨く」
のはもちろん大前提だ。でもな、
「自分を生かすための機材を選ぶ」
のもプロとしての重要なスキルなんだぜ?
自分の命とキャリア、そして最高のパフォーマンスを守るために、いま一度足元を見つめ直そう。104サイクルは、限界突破に挑むお前らを、最高のフレームでこれからも全力でサポートしていくぞ!
Toshiでした。