TOSHIだ!
「おい、ちょっと待てよ。お前らは本当に万全か?」
……フッ。どうやらまだ、試験に臨む『本気度』が足りてない奴がいるようだな。
いいか、養成所試験まであと1週間だ。肉体の仕上がりはもちろん大事だが、今日俺が一番伝えたいのは
『機材との対話』だ。
お前らは道具に命を預けてバンクを走る。その準備が中途半端なら、どんなに脚力があってもスタートラインに立つ資格はない。
耳の穴かっぽじってよく聞け。今すぐチェックすべき4つのポイントだ。
1. タイヤ:一皮むいたか?
要綱には「新品もしくは新品同様」とある。だが、当日いきなり新品を突っ込んで終わりにしてないか? 甘い。新品の表面にはまだワックスや油分が残っている。新しいタイヤを貼ったら、軽く走って必ず一皮むいておけ。 「微妙なタイヤ」なんて余計なストレスを本番に持ち込むな。そんなノイズが、コンマ数秒を削るお前の集中力を確実に奪うんだよ。
2. チェーン:駆動系のフリクションを舐めるな
チェーンの好みは人それぞれある。だがな、駆動系はダイレクトにタイムに効いてくる。妥協できるわけがないだろ。
-
新品を入れるなら: 少し走ってしっかり慣らしておけ。
-
既存のものを使うなら: 徹底的に洗浄しろ。 余計な抵抗を消し去り、お前の踏力を100%ホイールへ伝える状態を作っておくんだ
3. クリップバンド:足元への甘えを断て
「バンドくらい切えなければいい?」笑わせんな!
-
硬くて馴染んでいない新品をそのまま使ってみろ。本番の極限の緊張感の中で、万が一足が外れたり違和感を覚えたりしたら……そこで勝負は終わりだ。集中力が一瞬で途切れる。 新品のクリップバンドも、今この瞬間に使い込んで自分の足になじませておけ。
4. グリップ:新品マジックに溺れるな
ボロボロなら交換してもいい。だが、直前の新品への全取っ替えは罠だ。 新品はグリップは良すぎて、無意識に余計に握り込んでしまう。上半身に力みが入ったら終わりだろ?適度に使い慣れた「ほどほど」の感触こそが、お前を一番リラックスさせ、正確なバイクコントロールを生むんだ。
【TOSHIからの最後の一言】
ここまで話して、お前らは気づいたはずだ。
「交換した方がいい部品には、すべて『慣らし』が必要だ」ということに。
試験当日に新品をおろして「あれ、なんか違うぞ?」なんて違和感を抱えている時点で、試験の神様は微笑まねえよ。 機材の違和感は、お前のメンタルの迷いそのものだ。
万全の状態でスタートラインに立ち、自分のすべてを出し切るために——。
機材を完璧に仕込むのは、今、この瞬間がラストチャンスだ。動け。以上、TOSHIだ、幸運を祈る。