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圧倒的熱量、12万人の大歓声!モビリティリゾートもてぎで感じた「勝負の世界」の現在地

圧倒的熱量、12万人の大歓声!モビリティリゾートもてぎで感じた「勝負の世界」の現在地

児玉利文|

よお、TOSHIだ!

先日のモビリティリゾートもてぎでのMotoGP、本当にしびれる週末だった。 3日間で12万1,997人というすさまじい数の観客が詰めかけ、サーキット全体が異様なほどの熱気に包まれていた。

セレモニーでの平原綾香さんの「君が代」の独唱も、最高峰レースの格式と空気をビシッと引き締めてくれて素晴らしかった。

そして何より肌で感じたのは、小椋藍選手に対するすさまじい熱狂だ。 スタンドを見渡せば、お客さんの8割が何かしら小椋選手のアイテムを身に着けている。あの圧倒的なビジュアルと一体感には驚かされたし、現場の勢いに押されて俺もあわててアイテムを買っちまったよ(笑)。

「地元」「同国」が持つ、理屈抜きのエモーショナルな力

この光景を見ていて強く感じたのが、スポーツにおけるナショナリズム、そして「地元」が持つ圧倒的な引力だ。

競輪の世界にも「地元番組」というものがある。地元の選手が有利になるように組まれるレースだ。

狙いはシンプルで、お客さんが「あいつなら地元でやってくれるだろ」という期待と信頼を込めて車券を購入してくれるからに他ならない。(まあそれで苦汁をなめることになることもしばしばあるんだけど・・・)

考えてみれば、高校野球だってそうだ。地元の学校を応援してしまうのは、選手一人ひとりの顔を知らなくても「地域の看板」を背負っているから。理屈じゃない、血が騒ぐような「地元」「同国」への思い入れが、人の心をこれほどまでに突き動かすんだと思う。

今回のグランプリでの小椋選手への大歓声も、まさに日本中、そして地元や母国の誇りを背負ったヒーローに対する、みんなの期待が形になったものだった。

世界の頂点は甘くない。だからこそ胸を打つ

小椋選手の決勝での5位争いも見ごたえ十分だったが、それ以上に胸に残ったのは、トラブルやクラッシュで大きく遅れをとったライダーたちが、それでも全く諦めずに前を追いかけ続けていた姿だ。

ほんのわずかなミスやマシントラブルで絶望的な位置まで落ちても、チェッカーフラッグが振られるその瞬間まで、一切の手を抜かずに牙をむく。

世界の頂点の争いは、本当に甘くない。だからこそ、その泥臭く、執念に満ちた背中には見る者の心を打つ凄みがあった。

勝負の世界に生きる人間として、あの極限の舞台で見せつけられたファイティングスピリットは、胸を熱くさせるものばかりだ。

最高のエネルギーをもらったこの週末。 この熱量をそのまま自分のフィールドに持ち帰って、また痺れるような熱い勝負を作っていこうと思う。

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